9月 4日(金) 雨のち曇り
3時30分過ぎ、何やら外で音がするなと思いドアを開けてみると、軽自動車の方がヘ懐中電灯を片手に雨の中でヒスイ探しの準備を始めています。どうやらここまでやらないといい石には出会えないようです。私も一度だけ強力な懐中電灯を買って夜明け前にヘッデン着けてチャレンジしてみたんですが、良く見えなくて惨敗でした。懐中電灯の光は一定のところを明るく浮かび上がらせるんですが、それが歩いていると画面酔いみたいに感じてしまって全然ダメでした。何より暗くて良く見えません。それ以来夜が明けて明るくなってから始めることにしています。ということで雨も降っていますし再度シュラフに潜り込んで二度寝です。
1時間ほどウトウトして4時30分に起床、室内気温22度でやっと凌ぎやすくなって来ました。今日は午前中雨が降ったりやんだりの予報なので急がずのんびりと支度を整えます。
道の駅親不知

6時過ぎ勝山海岸の駐車スペースに到着、雨予報のせいか誰もいません。
勝山海岸-1
今日は先日途中までしか行けなかった奥の細道の2回目の探索にチャレンジです。
勝山海岸西側-1
テトラの間にところどころ見える砂浜でヒスイを探しながら歩いて行きます。この石はキレイな石ではあるんですが……。
勝山海岸西側-2
こっちの石はグレーにほんのりよもぎ色が、可能性はありそうですがさてさて。勝山海岸は青海川河口に広がる海岸ですのでグレー系、黒系の石が比較的多く揚がります。ということで灰、黒系の石は要チェックです。
勝山海岸西側-3
先日と比べると白波は立っていませんがやや波が高いです。勝山海岸の波の特徴は波足が長いんです。波が来ないなぁと思っていると2倍3倍の波が時おり押し寄せてきて被ってしまうこともあります。
勝山海岸西側-4
さてさて問題の場所にやって来ました。ここを通過するんですが、高い波が来た時は岩の上まで波が被っています。でも引き波の時は問題なく岩が露出して難なく通過出来そうな感じです。寄せ波と引き波のタイミングを慎重に計れば通過出来そうです。
勝山海岸西側-5
上手い具合に濡れることなく通過出来ました。ただこの程度の波だったのでOKでしたが、波が高いとかなりリスキーな場所ではあります。
勝山海岸西側-6
さらに海岸を歩いてまたまた厳しい場所にやって来ました。見た感じではこのコンクリート壁の中段のところに歩けるスペースがあって、そこを5~60m歩いてこの先の海岸に降りるようです。波が打ちつけてしぶきが上がっていますが注意すれば歩けそうです。でも問題はその先の降りたところのテトラのある海岸、波を被っていて歩けるスペースがない感じでち~とヤバイです。ということで総合的に判断して、今回はここで撤退です。奥の細道探索2回目はここまでです。また機会があればチャレンジしようと思います。しかし、松尾芭蕉はこんな厳しいところを歩いて市振までいったんですかねぇ。ほとほと感心させられます。
勝山海岸西側-7
帰路は慌てないでゆっくり帰ろうと思います。来る時は気がつかなかったんですが、コンクリートの擁壁が何段にも重なり連なっていて、一番上に国道8号線が通っています。8号線は何度も通過しているんですが、その時は下がこんなになっているとは思ってもみませんでした。
勝山海岸西側-8
あらぁら~、お魚が打ち上げられています。色が白っぽいですからもう死んでますね。でも海岸で干からびるよりはいつも泳いでいた海で終わりたいでしょうから、海に戻してあげましょう。
勝山海岸西側-9
先ほどの難所に戻って来ました。まぁ帰りもタイミングを間違えなければ波は避けられるはず……。この出っ張った花崗岩の岩塊の左側を通過します。
勝山海岸西側-10
慎重にタイミングを計ったつもりだったんですが、最後の1歩で波に捕まってしまいました。
勝山海岸西側-11
パンツまでは濡れませんでしたが膝上まで波を被ってしまいました。でも一応アウトドア用のズボンをはいていますのでまぁ30分ほどで乾くと思います。
勝山海岸西側-12
ここの海岸にはところどころ山が直接海に切れ落ちているところがありまして、むき出しの花崗岩が行く手を阻んでいます。海が凪のときは砂浜が現れて難なく迂回できるんですが、波が高い時は岩塊を登ってトラバースしないと行けなくなるようです。その時に手足を滑らせたら超ヤバイ感じですね。私はそんな時は躊躇なく撤退です。
勝山海岸西側-13
あらっ、このキレイな緑色の虫は何でしょうか? マツムシ、キリギリス、クツワムシ、バッタ、さてさて私にはよく判りませんので秋の虫にしておきましょう。それにしてもこんな緑色のヒスイを見つけてみたいものです。
勝山海岸西側-14
そしてそして絶景ポイント発見です。行く時は下を向いて夢中でルートを探っていましたので気づかなかったようです。う~ん、しばし唖然と眺めてたんですが、この光景はかなり昔に見たある映画の一場面を思い出させてくれます。たしか表題は「ナバロンの要塞」、エーゲ海に浮かぶ孤島のドイツ軍の難攻不落の要塞、ここを米英特殊部隊とパルチザンが破壊する映画です。確か1960年代だったか70年代だったかの映画だと記憶しています。あの窓のようなところからドイツ軍の高射砲がニョッキと出てきて海峡を通る連合軍の軍艦を攻撃します。その光景をふっと思い出しました。
勝山海岸西側-15
そんな大昔の思い出に浸りながら誰もいない海岸で早めの昼食(朝食2)です。
勝山海岸西側-16
おにぎりでエネルギーを補給して引き続きテトラの間の砂浜でヒスイ探しです。波が引くと石が現れていい感じで探索出来るんですが、
勝山海岸西側-17
タイミングを間違えると波とテトラに挟まれてしまいますので、慎重に注意しながらの探索です。
勝山海岸西側-18
何とか昼近くにスタート地点の勝山海岸に戻って来ました。奥の細道ルート、前回よりはやや延ばせましたが先はまだまだ長いようです。また後でチャレンジしましょう。
勝山海岸-2
おやっ、上の方から爆音が聞こえて来ます。ヘリコプターですね、何かあったのでしょうか、日本海は国境の海でもありますので、いろいろあるようです。
勝山海岸-3
誰もいないと思っていたらハンターさん出現、勝山はやはり人気の海岸のようです。
勝山海岸-4
昼過ぎると天気も回復して来ました。午後は姫川河口東側にやって来ました。ここはあまり人が来ないようで先端はカモメの専用エリアなのかかなり賑わっています。
姫川河口東側-1
海岸ではないんですが河口の干上がった川底でキラキラ輝く石を発見、ひょっとしてと思い拾い上げてみました。かなり結晶がキラキラ輝いていていい感じの石なんですが、残念ながらちょっと軽いです。どうやらヒスイではなく曹長岩系の石と思われます。ベテランの人に聞いたことがあるんですが、川でのヒスイ探しはなかなか見分けがつきずらくかなり難しいとのことでした。
姫川河口東側-2
今日は波も被りましたし雨にも打たれましたので早めに上がりお風呂です。
まるたん坊
そして明るい内に道の駅親不知に帰還、海亀大明神に本日の報告です。いつもの場所に車を停めて早めに車中泊のスタンバイをして車に潜り込みます。
海亀大明神
今回も奥の細道を踏破出来ませんでした。また次の機会はあると思いますのでその時に頑張ろうと思います。
「本日の石ころ」
勝山海岸西側の石(縦3.5cm 横3.7cm 高さ2.4cm 重48.2g)、灰色によもぎ色が点々と、形は台形、手触りはツルツル、結晶はわずかにチカチカ、透過はほとんどせず、比重が2.78です。この石比重が2.78でいまいちなんですが、青海川産でよく見かける灰色に緑系の石加えて形もカクカクした台形でヒスイっぽいところからヒスイ判定です。う~ん、ち~と微妙なんですが……。取り敢えず今回はそうしましたが鑑定の機会があればかけてみようと思います。
ヒスイ-1
勝山海岸西側の石(縦1.8cm 横3.0cm 高0.5cm 重4.4g)、白地にうっすら網目上の灰色の線が、形はなで肩の丸い板状の形、手触りはツルツル、結晶はチカチカ、キレイに透過、比重が2.93です。結晶はあるんですがギラッとしていて長石系っぽいです。また形もいまいちというところからヒスイではありません。曹長石系の石っぽいです。
ヒスイっぽい石-1
勝山海岸西側の石(縦2.0cm 横2.2cm 高1.0cm 重7.8g)、アップルグリーンに黒混じり、形はなで肩の三角錐くずれ、手触りはツルツル、結晶はチカチカ、透過はほとんどせず、比重が3.12です。結晶がやや大き目でギラギラ、アップルグリーンなんですが色の入りがぼやけている感じ、全体的質感もいまいち、ということでヒスイではありません。これも曹長岩系の石っぽいです。ひょっとしたら混じりかもです。
ヒスイっぽい石-2
勝山海岸西側の石(縦1.5cm 横1.8cm 高1.1cm 重4.6g)、うすい灰色に濃淡の緑が、形は四角錐くずれ、手触りはかなりツルツル、結晶は微妙、透過はそこそこ、比重が3.06です。結晶が微妙なところが気になりますが、全体的にヒスイの用件は具備しているところからヒスイ判定です。写真映り悪いですが、キレイなアップルグリーンをしています。
ヒスイ-2
勝山海岸西側の石(縦3.0cm 横4.08cm 高1.8cm 重34.3g)、灰色の石、形はなで肩四角錐くずれ、手触りはかなりツルツル、結晶はチカチカ、透過はほとんどせず、比重が2.79です。手に持って触っていると落としそうなほどツルツル加えて結晶もあったのでほぼヒスイと思っていたんですが、比重が2.79、どうやらヒスイではないようです。ヒスイであれば市振海岸以西では初めてのヒスイゲットだったんですが、残念です。でもこのツルツル感はヒスイ以上の感触、この石の正体が何なのか、後日FMMに持ち込みたい石です。

境海岸の石(縦1.5cm 横2.2cm 高0.4cm 重2.7g)、白地にアップルグリーンの石、形は板状の角のある五角形、手触りツルツル、結晶はチカチカ、アップルグリーンに全透過、比重が3.37です。ヒスイ判定です。小さいですが質の高いヒスイ、電灯の灯りの下でもキラキラ輝いています。今まで拾ったヒスイの中でも上の方の部類に入ると思います。
ヒスイ-3
今日も小雨模様ということもあってかいくつか拾うことが出来ました。雨に感謝です。
